投入開始から3ヶ月。
ついに、生ごみをすべて堆肥に変えることができました。
ただ、その過程は決して順風満帆ではありませんでした。
2ヶ月の放置。猛暑の中でのコバエ大量発生。未分解の基材。
失敗を重ねながらも、1つの循環が完成した今、この体験から学んだことをまとめます。
この記事でわかること
- 投入後の放置がもたらしたもの
- コバエ大量発生と木酢液の効果
- 完成した堆肥の状態
- 3ヶ月を通して学んだ課題
- 次のサイクルへの改良案
- 堆肥を使った野菜作りへの期待
投入終了から完熟まで
6月2日:投入終了、熟成期間へ
生ごみの投入が終わり、いよいよ熟成の段階に入るはずでした。
スタッフさんのアドバイスは明確:「毎日ではなくても、1週間に1回は水を加えて混ぜてください」
その後:2ヶ月の放置
正直に書きます。ほぼ放置してしまいました。
理由は簡単:
- 生ごみの投入が終わったので、やることが終わった気になった
- 梅雨で雨が続いた
- 夏の猛暑で、ベランダに出るのがおっくうになった
- 気温35℃を超える日も。外に出たくない心理が勝った
バッグはベランダの日向に置かれたまま。
毎日焼け付く外気に晒され、中身はどんどん乾燥していきました。
7月下旬:コバエの大量発生
ある日、バッグを開けてみると…
コバエが湧いていました。
「乾燥して、熱々の外気温のもとに晒されているんだから、虫など生きていられないはず」
そう思い込んでいました。
でも現実は違いました。
この環境が虫にとって最高だったようです。
虫対策:過去の経験を応用する
水だけかけてそっと閉じる。
でも虫は減らない。
その時、ふと思い出しました。
以前、ミミズコンポストをやっていた時に使った対策。
それが木酢液でした。
やったこと
- 木酢液を1000倍に希釈
- 約1Lを投入
- よくかき混ぜる
結果
数日後、虫はゼロになりました。
その後、1週間に1回、希釈した木酢液を足すことを3回繰り返しました。
虫は完全に戻ってきませんでした。
なぜこんなに効くのか?
木酢液には防臭・防虫効果があります。
バッグ内の環境を虫が寄り付かない状態にする。
簡単で、効果的で、手軽。
これは、これからコンポストを始める方に、ぜひ知ってほしいポイントです。
ただし、私は使う木酢液にはこだわりがあります。それは野菜作りをしているから。
口に入るものだから、畑に入れるものにも安全には配慮したいと思っています。
▼国産の木酢液はこちら
8月14日:堆肥の完成
約3ヶ月。ついに、中身を全部出してみることにしました。
出来上がった堆肥の状態

見た目:
- 黒く固まった堆肥が約10%(約1kg)
- ヤシ殻のような繊維が、まばらに見られる(未分解の基材)
臭い:
- いい土のにおい、でもほとんどわからない程度
- 嫌な臭いはない
触った感じ:
- 少し湿り気がある
- 握ると固まる
- 放線菌のような白い粒粒が付着していた
【写真:出来上がった堆肥を全部出した状態】
堆肥の取り分け

黒っぽく完全に分解された部分(約2L)を取り分けました。
ミニトマトを育てているレイズドベッドに敷きました。

(堆肥の効果については、別の記事で検証予定)
3ヶ月を通して学んだこと
① 放置がもたらした教訓
一番の失敗は「放置」でした。
投入が終わると、やることが終わった気になってしまいました。
でも実際には、熟成期間こそが重要。
- 毎日ではなくても、週に1回は水を足す
- 時々混ぜる
- 様子を見る
この小まめなケアが、虫の発生を防ぎ、分解を促進させる。
「投入が終わったら終わり」ではなく、そこからが本番だったんです。
② 虫対策の決定版
乾燥と高温で虫が湧かないはず…その思い込みが失敗でした。
逆に、乾燥と高温が虫を呼び寄せていたのかもしれません。
虫が湧いたら、木酢液という選択肢がある。
これは大きな安心感になりました。
③ 基材が残った理由
完成品を見ると、ヤシ殻のような繊維が残っていました。
これは、生ごみの投入量が少なかったからだと思います。
後半は特に全体を混ぜにくいという問題があり、投入をやめるきっかけになってしまいました。
④ 次のサイクルへの工夫
基材が残った反省を踏まえて、次はこうしようと思います:
「基材は段階的に投入する」
- 最初は基材を半分だけ使う
- 生ごみの投入が進んできたら、少しずつ基材を足していく
こうすることで、基材と生ごみの分解が同時進行され、最終的に基材も完全に混ざるはず。
3ヶ月の成果
数字で見えるもの
- ゴミ出しの頻度:週2回 → 週1回
- ゴミ袋代の削減:年間約2,700円の節約
- 水分を捨てるコストの削減
数字には表れないもの
- 「捨てるものを有効活用できている」という満足感
- 循環型の暮らしの実感
- 堆肥を使った野菜作りへの期待
野菜作りへの期待
以前、コーヒーぼかしなどの有機資材を使ったとき、イチゴが甘くなった経験があります。
今回のコンポスト堆肥を使った野菜作りでも、同じ効果を期待しています。
「自分で作った堆肥で野菜を育てる」
この循環が完成することが、最大の目標です。
正直な感想
| 項目 | 感想 |
|---|---|
| 分解の進み具合 | ◎ ちゃんと進んでいた |
| 手軽さ | △ 放置しなければ簡単 |
| 虫対策 | ◎ 木酢液で解決 |
| 完成度 | △ 基材が残った |
| 継続性 | ◎ またやりたい |
| 達成感 | ◎ 大きい |
最大の学び:「小まめなケアの大切さ」と「木酢液の威力」
次のサイクルへ
スイカの皮から開始予定
ちょうどお盆で、ゴミ収集がお休み。
スイカを食べた皮をバッグに投入する予定です。
基材は段階的に足す方式で、改良しながら次のサイクルに進みます。
今後の方針
このコンポスト体験を続けたいです。
堆肥を使った野菜作りの検証も含めて、「循環型ガーデニング」という大きなテーマの中で、継続的に発信していきたいと考えています。
最後に
3ヶ月間、LFCコンポストを使い続けてくださった皆さんへ。
私の失敗、課題、そして発見を記事にしてきました。
完璧な堆肥作りではなかったけど、その過程で学んだことは、きっと皆さんの参考になるはず。
特に
- 虫が湧いたら、木酢液を試してみてください
- 熟成期間の小まめなケアが大切
- 基材と生ごみの比率を考えながら投入する
これらは、私の失敗から生まれた、実用的なアドバイスです。
次は堆肥を使った野菜作りの検証をします。
「自分で作った堆肥は、本当に野菜を甘くするのか?」
その答えは、次の記事で。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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