オダマキは、その美しい花姿からガーデナーに人気の高い植物です。今回は、そんなオダマキの種取りについて詳しくご紹介します。この方法を参考に、豊かな庭作りに挑戦してみてください。
オダマキの種取りのポイント
オダマキの種ができるまでの期間
我が家のオダマキの種は、花が咲いてから約1か月半で熟しました。
トップの画像は、暖地地方の我が家で昨年一番初めに咲いたオダマキの花です(2024.4.15)。
今年もほぼ同じ時期(2025.4.17)に咲きはじめました。
そして、下のオダマキの種取りの適期として紹介している画像は2025.5.31に撮影しました。
その年の気候にもよりますが、一番花を確認して1か月後から種取りパトロールを開始するといいです。
オダマキの種取りの時期
オダマキの種取り時期は、おおむね6月頃です。
暖地の我が家では4月~5月上旬に花が咲き、花びらが落ちると種袋が現れます。
オダマキの種袋は独特な形をしており、横から見ると炎のような、チューリップのような面白い形です。6つの細長い鞘がひとつにまとまってできています。
この種袋が少し茶色がかってきたら、そろそろ種取りできるかな〜という感じです。
オダマキの種取りのタイミング

種取りのタイミングを見極める方法は2つあります。
①上から覗いて種を見る
種袋が少し茶色がかってきたら、上からのぞいてみてください。
種袋の上部が少し開いて、奥にある真っ黒の種が確認できます。
つやつやとした種です。
②種袋を振って音を聞く
種袋を軽く揺らしてみてください。
カラカラという、種が種袋の中で転がる音がします。
これは種がしっかり成熟した証拠です。
この二つの方法を合わせることで、種取りに適したタイミングを見極めることができます。
オダマキの種の取り方と注意点
先述したように、種が取れる時期になると種袋の上部は開いています。
種離れがよく逆さにするとコロコロと零れ落ちるので、逆さにしないよう注意しながら収穫しましょう。
オダマキの種の収穫量

一房には数十粒の種が入っています。画像の右側は一房から採れた種です。
私はオダマキに肥料をほとんど与えていませんが、きちんと肥料を与えている場合や品種によってはもっと多くの種を収穫できるかもしれません。
オダマキの種の保存方法
オダマキの種を収穫したら紙袋のような通気性の良い容器に入れ、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
私が住む暖地地方では種まき時期は9~10月になります。特に冷蔵庫に保管していなくても問題なく発芽しています。
次の年の春に種をまく場合、またはそれ以降まで長く保管しておきたい場合は冷蔵庫での保管をお勧めします。
オダマキの種取りからのフィードバック
我が家ではオダマキを種まきから何度か育てています。
そのうえで思うことは、オダマキは種がとりやすく、発芽率がよいということです。
また、宿根草であるため親株も夏越し出来れば来年の春も花を咲かせてくれます。
つまり、種は少量でよいのです。
私は、つい種をとりたくなる性分です。なので花殻をあまり摘まず種を付けさせてしまうのですが、種を付けすぎるのは親株に負担になってしまいます。
負担がかかりすぎると、夏が越せなかったり、来年の春の開花の量も減ってしまうかもしれません。
美しいオダマキを増やしたい気持ちもありますが、欲張りすぎず花殻を積極的に摘んで花自体をもっと楽しんでいきたいと思います。
さいごに
オダマキの種取りはシンプルで、初心者にもおすすめです。
オダマキの種まきについてはこちらで記事にしていますので是非ご参考に。
秋に苗を植え、冬の間にじっくり根を張らせると夏越しがしやすくなります。
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現在、オダマキの販売はお休みしているかもしれませんが、たくさんの素敵な宿根草が販売されています
最後までお読み下さりありがとうございました。
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