うつむいて咲く姿が可憐なオダマキ。
その美しい花姿からガーデナーに人気の高い植物ですが、実は意外と「短命な宿根草」だということをご存知でしょうか?
「宿根草だから毎年咲くはず!」と思っていても、ある日突然消えてしまうことがあります。
だからこそ、今のうちに「種」を採って、次の世代(保険)を作っておくことが超重要なのです!
今回は、そんなオダマキの失敗しない種取りタイミングと、保存方法について詳しくご紹介します。
この方法を参考に、お気に入りのオダマキをずっと繋いでいってくださいね。
なぜオダマキは「種取り」が重要なのか?
オダマキは一般的に「宿根草(毎年咲く)」とされていますが、実は寿命が3〜4年と比較的短い植物です。
「あれ?去年まであったのに今年は芽が出ない…」ということがよく起こります。
私が実際に体験した「オダマキ突然消滅事件」の謎については、こちらの記事で詳しく解明しています。
これを知ると、種取りのモチベーションが爆上がりしますよ(笑)。
また、オダマキは零れ種で発芽するという話を耳にしたこともあります。
しかし、残念ながら私は見つけたことがありません。私の育てている環境が零れ種に適していないのかもしれません。
加えて残念なことにオダマキの種、実はあまり販売がないんです。原種に近い品種の販売はあるのですが、八重咲の素敵な花形のものはほどんど見かけません。
ですから、お気に入りの品種を手に入れたら、しっかり種を取とって来年、次世代へとつなげていきたいですね。
▼苗だとこんなに素敵なオダマキに出会えます!
種ができるまでの期間と時期
我が家のオダマキの種は、花が咲いてから約1か月半で熟しました。
- 開花: 4月中旬~5月上旬(暖地)
- 種取り: 5月下旬~6月頃
一番花が咲いてから約1ヶ月後から「種取りパトロール」を開始するといいです。
オダマキの種袋は独特で、横から見ると炎のような、チューリップのような面白い形をしています。これが少し茶色がかってきたら収穫の合図です。
タイミングを見極める2つのサイン

種取りのタイミングを見極める方法は2つあります。
①上から覗いて種を見る
種袋が少し茶色がかってきたら、上からのぞいてみてください。
種袋の上部が少し開いて、ツヤツヤとした真っ黒な種が見えたら完熟の証拠です。
②種袋を振って音を聞く
種袋を軽く揺らしてみてください。
カラカラという、種が種袋の中で転がる音がします。
これは種がしっかり成熟した証拠です。
この「目視」と「音」、二つの方法を合わせることで、種取りに適したタイミングを見極めることができます。
種の取り方と注意点
先述したように、種が取れる時期になると種袋の上部は開いています。
種離れがよく逆さにするとコロコロと零れ落ちるので、逆さにしないよう注意しながら収穫しましょう。紙袋など、すぐに収納できるもの持っておくといいですね。
オダマキの種の収穫量

一房には数十粒の種が入っています。画像の右側は一房から採れた種です。
私はオダマキに肥料をほとんど与えていませんが、きちんと肥料を与えている場合や品種によってはもっと多くの種を収穫できるかもしれません。
オダマキの種の保存方法
オダマキの種を収穫したら紙袋のような通気性の良い容器に入れ、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
私が住む暖地地方では種まき時期は9~10月になります。特に冷蔵庫に保管していなくても問題なく発芽しています。
ですが、冷蔵庫で保管するのは発芽をそろえる効果もあります。次の年の春に種をまく場合、またはそれ以降まで長く保管しておきたい場合も含め、冷蔵庫での保管をお勧めします。
冷蔵庫で保管する場合、庭で収穫したものと食品を合わせて保管するのに抵抗がありますよね?
そんな時は、しっかりとした密閉容器に乾燥材(シリカゲル)を入れて、衛生的に保管しましょう。
▼食品など様々なものの保管に活用できる強力乾燥材
▼オダマキを種から育てる方法やオダマキの一年の移り変わりなどを紹介している記事はこちら。
まとめ:欲張りすぎず、親株もいたわろう
オダマキは種がとりやすく、発芽率も良い優秀な植物です。
しかし、種をつけすぎると親株の体力を奪ってしまい、寿命を縮める原因にもなります。
「来年も親株に咲いてほしい」なら、種取り用のサヤを2~3個だけ残し、残りの花がらは早めに摘み取るのが長生きの秘訣です。
美しいオダマキを絶やさないために、今年はぜひ「種取り(保険)」にチャレンジしてみてくださいね。
秋になったら、一緒に種まきを楽しみましょう!
▼ まずはお気に入りのオダマキの苗をゲット!
【番外編】他の花の種まきも一緒にチェック!
オダマキだけでなく、パンジーやオルラヤなど、秋にまく種は他にもたくさんありますよね。
「あの花の種まき温度は何度だっけ?」
「土はかける?かけない?」
そんな疑問を一発で解決できる「全35種の種まき一覧表」を作りました。
秋の種まきシーズンに向けて、ぜひブックマークしておいてください。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。






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