自宅でお花を育ててみたいけど、何から始めればいいかわからない。
どんなお花を植えたらいいかもわからない。
私もそうでした。
最初の数年は、肥料をあげなかったり、一年草の意味を知らなかったり、
殺虫剤で花を枯らしたり…失敗の連続でした。
この記事では、そんな私の失敗談をまじえながら、
初心者の方がとりあえず揃えておきたい道具と、
季節ごとのおすすめの花を紹介します。
鉢植えから始めるのがいい理由
庭がある方も、ベランダしかない方も、鉢植えは最初の一歩として最適です。
理由はシンプルで、置き場所をあとから変えられるからです。「もう少し日が当たる場所に移したい」「玄関に飾りたい」という気持ちに、鉢植えはいつでも応えてくれます。
地植えと違って土の量が少ない分、管理も覚えやすいです。失敗しても次の季節にまた挑戦できます。まずは小さく始めて、少しずつ庭づくりの楽しさを知っていくのが長続きのコツだと思います。
まず揃えるもの
鉢
まずは6〜8号サイズの丸い鉢を2〜3個揃えるのがおすすめです。
6号サイズだと、直径は約18.5cmになります。おおよそ直径=号数×3と覚えておくとわかりやすいです。
1鉢に1種類だけ植えれば、組み合わせを考える必要もなく、それぞれの管理も簡単です。玄関の両側に対称に置くだけで、それだけで様になります。慣れてきたら鉢の位置を入れ替えたり、1鉢だけ違う花に変えたりと、自由に楽しめるのもいいところです。
素材はプラスチック製が軽くて扱いやすいです。一番ベーシックで使いやすいのはアップルウェアーのクラフトポットです。デザインもシンプルでどんな雰囲気のお庭にも合わせやすく、底面にスリットが多く、植物の根が酸素を取り込みやすい作りになっています。
水やりを忘れてしまいそう、夏の暑さで水切れが心配という方には、アートストーンがオススメです。普通の底面給水型の鉢と違い、蚊が発生しにくい、根腐れしにくい特殊な作りになっています。おしゃれな見た目も気分が上がります。

土
市販の草花用培養土で十分です。花や野菜を育てるための用土が最初からブレンドされているので、難しいことは何も考えなくて大丈夫です。ただ、あまり安すぎるもの、軽い培養土は初心者は避けたほうが無難です。
肥料(これが大事!)
マグァンプK(中粒)を土に混ぜ込むだけで、あとは数ヶ月間ほぼ肥料いらずになります。
私が一番最初に失敗したのがここでした。肥料をあげなかったせいで、花がどんどん少なくなっていったんです。詳しくは後述しますが、鉢植えは地植えと違って土の栄養が限られています。最初から肥料を混ぜておくひと手間が、きれいな花を長く楽しむ一番の近道です。
肥料の選び方について詳しく知りたい方は「【完全ガイド】園芸肥料の選び方|マグァンプ・リキダス・有機肥料を徹底比較」をご覧ください。
初心者は「2パターン」だけ覚えれば十分
どんな花を植えればいいか迷ったら、まずはこの2パターンだけ覚えてください。どちらも花期が長く、丈夫で初心者でも育てやすい組み合わせです。もちろん、一鉢に1種類のお花を植えるおひとり様植えでもかわいいですよ。
秋〜春:ビオラ+アリッサム
9月〜10月に苗が出回り始め、翌年の5月頃まで咲き続けます。寒さに強く、冬でも花を楽しめるのが嬉しいところです。
ビオラは色のバリエーションが豊富で選ぶのも楽しいです。アリッサムはこんもりとした白い小花で、ビオラと合わせると一気に華やかなプランターになります。
初夏〜秋:ニチニチソウ+ジニア(百日草)
5月〜6月に苗が出回り、秋まで咲き続けます。真夏の暑さにも負けず、次々と花を咲かせてくれる頼もしい組み合わせです。
ニチニチソウは白・ピンク・赤・紫と色が豊富。ジニアは大きな花がボリュームを出してくれます。夏の玄関を明るくしたい方にぴったりです。
この4種類はどれも日向を好む植物です。置き場所については次のセクションで説明します。
置き場所は「日向」だけ覚えればいい
初心者のうちは、1日6時間以上日が当たる場所を選んでください。これだけ覚えておけば十分です。
玄関前や南向きのベランダがあれば理想的です。「花を飾りたい」と思ったとき、まず思い浮かぶ場所がだいたい日向であることが多いので、あまり難しく考えなくて大丈夫です。
先ほど紹介したビオラ・アリッサム・ニチニチソウ・ジニアは、どれも日向を好みます。日向の場所があれば、この4種類で一年中花を楽しむことができます。
初心者が必ずやらかす3つの失敗
失敗①:肥料をあげなかった
「水さえあげれば育つ」と思っていたのが最初の失敗でした。
鉢植えは土の量が限られているため、栄養が不足しやすいです。地植えなら土の中から自然に養分を吸収できますが、鉢植えはそうはいきません。
最初に土に混ぜたマグァンプKが効いている間は問題ないのですが、効果が薄れてくると花数がどんどん減ってきます。「なんか元気ないな」と感じたら、液体肥料を追加してあげてください。
肥料を混ぜ忘れたまま植え付けてしまった場合も、液体肥料で対応できます。焦らず対処すれば大丈夫です。
▼使いやすい定番液体肥料ハイポネックス原液
失敗②:一年草が枯れて不思議に思った
ビオラが春の終わりに枯れてきたとき、「なんで死んじゃったんだろう」と本気で思っていました。
一年草は、発芽・開花・結実・枯死までを1年以内に終える植物です。寿命が来れば枯れるのは自然なことで、育て方の失敗ではありません。
「一年草」「宿根草」「多年草」の違いを知っておくと、「なぜ枯れたのか」「来年また咲くのか」が分かって、植物選びが楽しくなります。
詳しくは「一年草と宿根草・多年草の違いは?」をご覧ください。
失敗③:殺虫剤で花まで枯らした
ナメクジ対策のつもりでスプレーをかけたら、お花まで枯れてしまいました。
殺虫剤には植物への影響が強いものがあります。「虫に効く=植物にも刺激が強い」ということを、そのとき初めて知りました。
それ以来、我が家で使っているのは2種類だけです。
ナメクジには「スラゴ」 粒をまくだけで、他の植物や生き物への影響が少ない安心な駆除剤です。
詳しくは「ビオラ・イチゴを食害から守る!ナメクジ駆除の決定版「スラゴ」徹底レビュー」をご覧ください。
その他の虫には「ベニカナチュラルスプレー」 野菜にも使える天然成分由来のスプレーで、収穫直前まで使用可能です。花への影響も少なく、あの失敗以来ずっとこれ一本で対応しています。アブラムシ・ハダニ・うどんこ病など幅広い病害虫に対応しているので、一本持っておくと安心です。
慣れてきたら次のステップへ
鉢植えでの花育てに慣れてきたら、ぜひ次のことにも挑戦してみてください。
寄せ鉢に挑戦する 1鉢1種類に慣れたら、複数の鉢をおしゃれに並べる「寄せ鉢」に挑戦してみましょう。長方形プランターにポット苗を並べるだけでも、ぐっと華やかになります。

レイズドベッドをDIYする 地面に直接植えるより管理しやすく、見た目もおしゃれです。主婦でも4,480円で作れました。

種まきに挑戦する 苗を買うより安く、自分で育てた達成感は格別です。ビオラやパンジーは種まきからでも十分育てられます。

コンポストで土を循環させる 鉢植えに使った古い土の処理…ガーデニングをしているといずれぶつかる問題です。生ごみや落ち葉を堆肥にして庭に返す「循環する庭づくり」を、少しずつ取り入れてみるのもおすすめです。

最後に
鉢植えから始めたガーデニングが、いつの間にか庭全体を彩るようになる。そんな変化を、ぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。


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