庭づくりを続けていると、どうしてもぶつかる悩みがあります。
それは……「腰が痛い」「しゃがむのが辛い」。
優雅にガーデニングを楽しみたいのに、草取りや植え替えのたびに体が悲鳴をあげていました。
そこで憧れたのが、海外の庭でよく見る「レイズドベッド(立ち上げ花壇)」。
でも、ネットで既製品を調べると……
「えっ、3万円!? 安いキットでも1万5千円?」
正直、花壇ひとつにそこまで出せません。
そこで、「ないなら作ればいいじゃない」とDIYを決意。
DIY初心者の主婦である私ですが、ホームセンターの材料だけで、なんと総額4,480円で作ることができました。
しかも、意外と簡単で、庭のサイズにシンデレラフィット。
この記事では、「安く・簡単に・丈夫に」作るための材料選びから、失敗しない手順まで、私の実体験をすべて公開します。
レイズドベッドとは?なぜ腰痛持ちにおすすめなのか
レイズドベッドとは、レンガや木材で枠を作り、高さを出した花壇のことです。
ただおしゃれなだけではありません。
- 作業が楽: 高さが18cm〜30cm上がるだけで、腰への負担が劇的に減ります。
- 水はけが良い: 地面より高いので、雨の日の泥はねや根腐れを防げます。
- 根が張りやすい: ふかふかの土をキープできるので、植物が元気に育ちます。
まさに、私たち世代のガーデナーにとって「最強のツール」なんです。
かかった費用は4,480円!材料と道具の全内訳
今回作成したのは、70cm × 180cm × 高さ18cm のサイズ。
かなり大型ですが、会員価格を利用したり、家にある資材を使ったりして、できるだけ費用を抑えました。
使った材料(合計:4,480円)
| 材料 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 木材(1×4材) | 2,000円 | 70cm×4本、180cm×4本(6フィート材) |
| 塗料(水性防腐) | 1,700円 | ここをケチるとすぐ腐ります(後述) |
| ねじ(スリムビス) | 180円 | 太さ3.3×長さ40mm |
| 用土(補充分) | 600円 | 基本の土など |
| 杭(ペグ) | 0円 | キャンプ用品を再利用 |
※木材はホームセンターのカットサービス(1カット30円程度)を利用しました。自分で切ると曲がるし疲れるので、絶対にプロに頼むのがおすすめです。
※簡単に仕上げるために1×4材を使用していますが、2×4材を使用すればさらに安定した仕上がりになると思います。
※今回は木材を2段に重ねて出来上がりとしていますが、3段にすることもできます。
屋外用の塗料はどんなものを選んだらいいの?
DIY初心者がホームセンターいくと、必ず迷うのが「油性 vs 水性」問題。
店員さんに聞くと「油性の方が長持ちしますよ」と言われますが、主婦の私は断然「水性」をおすすめします。
その理由は、私が過去に油性で大失敗したから……。
油性塗料の悲劇(私の実体験)
- 臭いがキツイ: ご近所迷惑レベルで、作業後も頭が痛くなりました。
- 後片付けが地獄: 刷毛(ハケ)を洗うのに専用の「うすめ液」が必要。水で洗えません。
- 修正できない: 手についたら落ちない、服についたら終わり。
水性塗料のメリット(神レベル)
- 臭わない: 室内でも塗れるレベル。
- 水で洗える: 使った刷毛は乾く前に水道でジャバジャバ洗って再利用OK!
- 塗りやすい: 伸びが良く、ムラになりにくい。
「でも水性だと雨で落ちない?」と心配になりますよね。
大丈夫です!「乾けば耐水性」になるタイプを選べば、油性と変わらない耐久性があります。
私が5年以上愛用しているのは、カインズなどのホームセンターで手に入る「水性木部保護塗料」。
これさえ塗っておけば、雨ざらしでも腐りません。
色も「ウォルナット」や「チーク」など、塗るだけで庭が一気におしゃれになりますよ。
▼初心者は絶対これ!臭わない&水で洗える
必須の道具「インパクトドライバー」
ここで正直に告白します。
「電動ドライバーなんてなくても、手で回せばいいでしょ」と思っていました。
でも、今回のねじの本数は32本以上。
硬い木材に手回しでねじを入れるのは、正直言って修行です。3本目で腕が死にました……。
これからDIYを始めるなら、安いものでも良いのでインパクトドライバーは必須です。これさえあれば、作業時間は1/3、疲れはゼロになります。
【工程】主婦でも半日で完成!作り方の手順

①木材を塗装します。
木材に下にブロックや端材を敷いて塗ると、完全に乾かなくても全面を塗れるので、時短になります。

② ねじ位置を決める
塗料が乾いたら、ねじを留める場所に印をつけます。
今回は幅が約2cmなので、端から2cmの場所に直線で印をつけ、その半分の幅にねじ位置を決めました。

③下穴をあける
印をつけたねじ位置に下穴をあけておくことでねじをスムーズに留めることができます。
インパクトドライバーの先端にドリルビットが取り付けられる場合は、試してみてください。ねじよりすこし細めのドリルビットを使用します。

④ねじを軽く留める
次の過程でしっかり留める時は横向きになって垂直にねじを入れるのが難しくなってくるので、扱いやすい一枚板の段階で、仮留しておきます

④ねじを留める
木材をねじで留め、長方形の枠にします。枠は2つ作ります。
直角が決めるのが難しいのでブロックを使用しました。硬い直角のものなら何でも代用できます。
レイズドベッドを置くだけで設置する

前項目で作った木枠を、設置したい場所に重ねて置きます。
上下の木枠を固定していないので、枠外にペグを数か所打ち込み、上下がずれないようにしてあります。

もっと丈夫に作りたいのであれば、木枠の角の内側に角柱の杭を打ち、さらにねじ留めするといいと思います。
土代を節約!「循環する庭」流の土作り
これだけ大きなレイズドベッド、全部を買ってきた培養土で埋めようとすると、計算したら土代だけで1万円近くかかってしまうことが判明……。
さすがにそれは高すぎます。
そこで、「循環する庭」をテーマにしている私は、庭にある不要物を総動員して「土のかさ増し」を行いました。
【下から入れたものリスト】
- 剪定した枝(細かく刻んで底石代わりに)
- 落ち葉堆肥(庭の掃除で出たもの)
- 刈り取った雑草(乾燥させたもの)
- 米ぬか
- 魔法の発酵資材「カルスNC-R」(★ここが重要)
- 古い土のリサイクル
- 新しい培養土(一番上の層だけ)
植え付けまでは少し時間をおくので、下半分は「これから土になるもの」で十分。
これで土代をたったの600円に抑えることができました。
魔法の発酵資材「カルスNC-R」って何?
ここで重要なのが、リストの5番目にある「カルスNC-R」です。
普通、雑草や生ごみを土に埋めると、腐敗してガスが出たり、嫌な臭いがしたりして根を痛めてしまいます。
しかし、このカルスNC-Rと米ぬかを一緒に混ぜ込むと、微生物の力で驚くほどのスピードで分解され、極上のふかふか土に変わるんです。
私も実際に実験しましたが、抜いた雑草が本当に1週間で跡形もなく消えて感動しました。
「土代を浮かせたい」「庭の雑草処理に困っている」という方は、ぜひ使ってみてください。
▼カルスNC-Rで雑草を土に戻す方法を解説しています
もちろん、「埋めるものがない!」「すぐに植え付けたい!」という場合は、無理せず通販で培養土を買うのが正解です。重い土を玄関まで運んでもらいましょう。
\それでも足りない場合は、ネットショップで届けてもらうのがお手軽です。/
【重要】木製レイズドベッドは腐る?5年使ったリアルな検証結果
DIYで一番心配なのが「木だと腐るんじゃない?」という点ですよね。
私の経験から、包み隠さずお話しします。
結論:環境次第で寿命は変わる
実は以前にも、いくつか木製枠を作ったことがあります。
- 【成功例】花壇として使用(5年経過:現役)
- 場所:日当たりが良い
- 使用:水やりのみ
- 結果:5年経っても腐っていません!
- 【失敗例】コンポストとして使用(4年で腐敗)
- 場所:日陰
- 使用:生ゴミや湿った雑草を投入
- 結果:常に湿っていたため、4年でボロボロに……。
「日当たり」「水はけ」「防腐塗料」の3つを守れば、木製でも5年以上は十分に持ちます。
4,000円台で作れて5年使えるなら、コスパは最強だと思いませんか?
【追記】寿命をさらに延ばす「プロの裏ワザ」
今回、私は「4,480円で安く作る」ことを最優先したので省きましたが、実はもっと長持ちさせる方法があります。
それは、「木枠の内側に防草シートを貼る」ことです。
木が腐る最大の原因は、「湿った土が常に木に触れていること」。
そこで、透水性のある防草シート(不織布)を内側にタッカー(ホッチキスのような工具)で貼り付けることで、土と木を物理的に隔離できます。
- 通気性は確保(水は抜けるので根腐れしない)
- 土の接触を防ぐ(木が乾燥しやすい)
- 隙間から土が漏れない
もし予算にあと1,000円〜2,000円プラスできるなら、このひと手間を加えるだけで、寿命が3年〜5年は伸びるはずです。
(私も次に作るときは、絶対に貼ろうと思っています……!)
使うシートは、水を通すタイプなら100均のものでも代用できますが、耐久性を考えるなら専用のものが安心です。
\ 木材を腐らせたくない方へ /
まとめ:DIYかキットか、あなたに合うのはどっち?
今回、レイズドベッドを自作してみて思ったのは、
「悩んでいる時間がもったいなかった!もっと早く作ればよかった!」
ということです。
庭が立体的になっておしゃれに見えるし、何より作業が本当に楽になりました。
最後に、あなたに合った選び方をまとめます。
A. とにかく安く自分好みに作りたい人
迷わず「DIY」です!
材料費4,000円台で、自分の庭にシンデレラフィットするサイズが作れます。
大変なのは「ねじ打ち」だけなので、そこは道具(インパクトドライバー)に頼りましょう。
B. DIYは不安…でもおしゃれにしたい人
道具を揃えるのが面倒な方は、「組み立てキット」がおすすめです。
木材はカット済み、下穴も開いているので、届いたら組み立てるだけ。
費用は少し上がりますが、失敗のリスクはゼロです。
\便利なオプション品が豊富なガーデンボックス/
ゼロから作るもよし、キットに頼るもよし。
今年の春は、レイズドベッドで「腰に優しいガーデニング」を始めてみませんか?
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「せっかく作った花壇を猫に荒らされたくない!」
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最後までお読み下さりありがとうございました。





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