この記事では、主婦の私でもできた簡単で安価なレイズドベッドをDIYする過程を紹介します。
レイズドベッドとは
レイズドベッド、聞きなれない言葉で専門的に聞こえますが、簡単に言うと高さのある花壇または畑です。
高さを出すために、レンガやブロックまたは木材を使用します。
高さを出した分、排水性がよくなる、作業がしやすいなどのメリットがあります。
レイズドベッドの材料と道具
今回は、木材を使用して70cm×180cm×18cmサイズのレイズドベッドを作りました。
材料
- 木材(6フィート・1×4材)
70cm×4本、180cm×4本(カットなし6フィートのまま) - 塗料
木部防虫・防腐塗料(水性)
水性塗料が扱いやすくて初心者にはお勧めです。 - ねじ
スリムビス(太さ3.3×長さ40mm) - 杭
キャンプに使っていたペグを8本 - 用土
家にある再利用の土、肥料の入っていない基本の土
木材は、購入したホームセンターでカットしてくれるサービスがありますので、お任せしましょう。私が利用しているお店では、1カット30円でした。
簡単に仕上げるために1×4材を使用していますが、2×4材を使用すればさらに安定した仕上がりになると思います。
また、今回は木材を2段に重ねて出来上がりとしていますが、3段にすることもできます。
かかった費用は?
木材:2000円
塗料:1700円
ねじ:180円
土 :600円
合計、4480円でした。
会員価格を利用したり、家にある資材を使ったりして、できるだけ費用を抑えました。
道具
- インパクトドライバー
- 刷毛
- ブロックや端材(塗装やねじを打つときに使用)
レイズドベッドの木枠の作り方

①木材を塗装します。
木材に下にブロックや端材を敷いて塗ると、完全に乾かなくても全面を塗れるので、時短になります。

② ねじ位置を決める
塗料が乾いたら、ねじを留める場所に印をつけます。
今回は幅が1フィートなので、端から1フィートの場所に直線で印をつけ、その半分の幅にねじ位置を決めました。

③下穴をあける
印をつけたねじ位置に下穴をあけておくことでねじをスムーズに留めることができます。
インパクトドライバーの先端にドリルビットが取り付けられる場合はちょっと手間ですが試してみてください。ねじよりちょっと細めのドリルビットを使用します。

④ねじを軽く留める
次の過程でしっかり留める時は横向きになって垂直にねじを入れるのが難しくなってくるので、扱いやすい一枚板の段階で、仮留しておきます

④ねじを留める
木材をねじで留め、長方形の枠にします。枠は2つ作ります。
直角が決めるのが難しいのでブロックを使用しました。硬い直角のものなら何でも代用できます。
もちろんコーナークランプという便利なツールもありますのでよくDIYされるのでしたら購入するのもいいでしょう。
レイズドベッドを置くだけで設置する

前項目で作った木枠を、設置したい場所に重ねて置きます。
上下の木枠を固定していないので、枠外にペグを数か所打ち込み、上下がずれないようにしてあります。

もっと丈夫に作りたいのであれば、木枠の角の内側に角柱の杭を打ち、さらにねじ留めするといいと思います。
レイズドベッドに土を入れる
土もこれだけの容量を埋めるのは、大量に必要になります。
土を節約するため、できるだけ使えるものは使いました。
底から入れたものは…
①剪定枝を細かくしたもの
②剪定枝から外した葉を腐葉土にしたもの
③刈り取った雑草
④米ぬか
⑤カルスNCR(発酵促進剤)
⑥再利用の土
⑦購入した土
⑤のカルスの効果を得るため②から⑥を軽く混ぜ水やりをしました。
レイズドベッドの木は腐るのか?
今回作成したレイズドベッドの前に、いくつか小さなレイズドベッドを作ったことがあります。
それらの目的は、花壇・コンポストでした。
花壇として使用していたものは…
5年ほど経過していますが、腐っていません。
使用状況:植え替え頻度が少なく、水やりしかしていません。
設置場所:程よく日向で乾燥気味でした。
コンポストとして使用していたものは…
4年経過で腐りました。
使用状況:古い土や刈り取った雑草、野菜の切りくずを入れていました。さらにカルスやコーランネオといった発酵促進剤も数回使用しました。
設置場所:日陰で、土が湿っていることが多かったです。
木製のレイズドベッドは、腐ることは避けられませんが、使用状況や設置場所の工夫で、寿命を延ばすことはできそうです。
最後に
今回、レイズドベッドを作成して思ったのは、意外と簡単だったということです。
考えている時間のほうが長かった…。
我が家の細長い庭にピッタリサイズのレイズドベッドができてホッとしています。
もちろん、DIYが不安という方にはキットの販売もあります。
少し費用がかさむかもしれませんが、ハードルはグッと下がりますね。
ゼロから作るもよし、キットを利用するもよしです。
ご自身のガーデニングを楽しんでくださいね!
最後までお読み下さりありがとうございました。
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