庭の緑が美しくなる季節、優雅に鑑賞….といかないのがガーデナーの現実です。
特に我が家にはシマトネリコやユーカリポポラスのような生育旺盛な樹木が植えられていて、春と秋の剪定に大忙しとなります。
そんな剪定作業で活躍してくれる「太枝切り鋏」。
これがないと、太くなった枝には太刀打ちできないのですが、
ある日の剪定中、ボロッと….何かが….落ちてきた?

ボロッと落ちてきたのは受け刃の樹脂(硬いプラスチック)の部分が欠けたものでした。数年間、私の右腕として活躍してくれたハサミが、なんとも残念なお姿に……。
ショックでしたが、ハサミが壊れたことで、「本当に長く使える道具の選び方」を考えるきっかけとなりました。
今回は、ハサミが壊れた原因と、そこから導き出した「長く使える太枝切り鋏の選び方」、そして実際に買い替えて満足できた新しいハサミについて、詳しくレビューします。
「太枝切り鋏、どれを買えばいいの?」
「力のない女性でも楽に切れるものが欲しい」
「安物を買って後悔したくない」
そんな方は、ぜひ私の失敗を糧にして、最高の一本を見つけてください。
私が使っていたハサミと「壊れた原因」
まずは、これまで私が使っていたハサミについてお話しします。
機能的にはとても優秀で、女性の私でも扱いやすいものでした。
以前の鋏のスペック
- タイプ: アンビル型
- 機能: ラチェット式
- 持ち手:伸長式
「アンビル型」とは、包丁とまな板のような関係で枝を挟んで切るタイプ。受け刃がカーブ状になっているので枝が滑りにくく、スパッと切れるのが特徴です。
「ラチェット式」は、カチッ、カチッと数回に分けて刃を食い込ませる機能。これのおかげで、握力が弱い私でも太い枝を少ない力で切ることができていました。
「伸長式の持ち手」は、正直私にとっては必要ありませんでした。持ち手が長くなると、腕を開いた状態で力を入れるのが難しく、使いこなせませんでした。
「鋏にはアンビルとバイパスの2種類がある?」
太枝切りバサミには2種類あり、ここを間違えると「切れない!」と後悔することになりますので少し詳しく解説。
- アンビル(今回私が選んだ方)
- 構造: 包丁とまな板のように、刃を受け止めて切る。受け刃は枝に当たる部分がカーブしていてギザギザとした刃が枝をしっかり捕まえる。
- メリット: 力が伝わりやすく、太い枝や硬い枯れ枝もバリバリ切れる。
- 向いている人: 力に自信がない女性、太い枝を切りたい人。
- バイパス
- 構造: 文房具のハサミのように、刃がすれ違って切る。
- メリット: 切り口が綺麗で、植物の細胞を潰しにくい。
- デメリット: 太くて硬い枝だと、刃が噛み込んで動かなくなることがある。
私の庭のユーカリやシマトネリコのような「太くて硬い枝」を、女性の力でザクザク切るなら、断然「アンビルタイプ」が楽です。
致命的だった「樹脂製の受け刃」
使い心地は最高だったのですが、弱点は意外なところにありました。

ご覧の通り、壊れたのは「受け刃」の部分です。
実はこの鋏、刃を受ける受け刃部分が「樹脂(プラスチック)」でできていました。
硬い枝を何度も切るうちに負荷がかかり、さらに経年劣化も重なって、ついにプラスチックが耐えきれずに欠けてしまったようです。
欠けた部分に枝が入ると刃がうまくかみ合わず、特に細い枝が切れなくなったり、太い枝も最後の5mmくらい切り残したり、スパッと切れなくなってしまいました。
受け刃以外は全く傷んでおらず、数年使ったとは思えないほどピカピカなんですけどね。
部品が交換できない!
「受け刃だけ交換すれば直るのでは?」
そう思って調べましたが、残念ながらこの鋏は「受け刃を取り替えられる仕様」ではありませんでした。
本体はまだ使えるのに、小さな部品一つのために全体を捨てなければならない。
これはガーデナーとして、そしてお財布的にも非常に悔しい経験でした。
この経験から、私は次の鋏を選ぶための「絶対に譲れない条件」を決めました。
太枝切り鋏を選ぶ「3つの条件」
新しいハサミを探すにあたり、私が設定した条件は以下の3つです。
1. 受け刃が「金属製」であること
受け刃自体が壊れることも減らしたいものです。耐久性を考えれば、負荷がかかる受け刃は金属製に限ります。
2. 部品が「交換可能」であること
どんなに頑丈でも、道具はいずれ摩耗します。その時、本体ごと買い替えるのではなく、「替刃」や「部品」だけを交換して長く愛用できるものを選びたいと思いました。
3. 女性でも扱えるサイズと軽さ
太い枝が切れるパワーは必須ですが、持ち手が長すぎたり、本体が重すぎたりすると作業になりません。取り回しが良いサイズ感も重要です。
理想を求めて選んだのは「千吉」でした
ホームセンターやネットショップを探し回りました。
正直に言うと、「ラチェット式」で「受け刃が金属」で「交換可能」という全てを満たす夢のようなハサミはありませんでした。
そこで私は決断しました。
「ラチェット式(軽い力)」は諦めて、「耐久性(長く使える)」を取ろうと。
そして選んだのが、こちらの「千吉(せんきち)」の太枝切り鋏です。
千吉を選んだ理由
このハサミは、私の要望をほぼ完璧に叶えてくれました。
- 値段がお手頃: 家庭園芸に優しい価格帯。
- 受け刃が金属製: 頑丈な金属製で、割れる心配がありません。
- 部品交換OK: 刃が欠けたり切れ味が落ちたりしても、ホームセンターやネットショップで部品が調達でき、交換も可能。
- 切断能力: 直径2.5cmの太さまでは対応可能。
小ぶりですが、私の望んだ機能が、マルっと入っています!
【レビュー】千吉を実際に使ってみた感想
ラチェット式を諦めたので、「女性の力で本当に切れるの?」という不安が少しありました。
しかし、実際に庭で使ってみて驚きました。
1. ラチェットなしでも、驚くほど切れる!
結論から言うと、ラチェット機能がなくても全然大丈夫でした。
切れ味が非常に鋭いので、シマトネリコの枝も「サクッ!」と気持ちよく切断できます。
むしろ、ラチェット式のように「カチ、カチ、カチ」と何度も握り直す必要がないので、「一発で切れる=作業スピードが上がる」という嬉しい誤算もありました。
2. 持ちやすさと軽さ
持ち手は長すぎず、女性の私でもコントロールしやすい長さです。
重さも気にならず、上を向いて作業しても腕が疲れにくいと感じました。
3. 何より「壊れない安心感」がすごい
切るたびにポロっと樹脂のかけらが落ちていた以前のハサミとは違い、金属の剛性感が手に伝わってきます。
「これなら少々無理をしても大丈夫」という安心感があるだけで、剪定作業のストレスが大きく減りました。
まとめ:道具選びは「長く使えるか」が一番大事
今回の買い替えで学んだのは、「壊れた部品が交換可能か」ということでした。
樹脂製のハサミは軽くて安価ですが、私のように毎年剪定をするガーデナーにとっては、結局すぐに買い替えることになりかねません。
今回の壊れたハサミは、その他の部分がピカピカでどこも傷んでいないのが、余計にもったいなく感じました。
少ししっかりした金属製のものを選び、部品を交換しながら長く使う。これが結果的に、一番安上がりでエコな選択になります。
もし今、太枝切り鋏選びで迷っているなら、私は自信を持って「千吉」をおすすめします。
女性の力でも、太い枝がサクッと切れる快感を、ぜひ味わってみてください。
補足:どうしても切れない太い枝は…
とはいえ、ノコギリでも大変なほどの巨木や、高すぎる場所の枝は無理をしないでください。
怪我をしてはガーデニングも楽しめません。
「これは自分の手には負えないな」と思ったら、そこだけプロに任せてリセットしてもらうのも賢い方法です。無料で見積もりだけ取ることもできるので、無理そうなら検討してみてくださいね。



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