我が家にお迎えして5年ほどになるフレンチラベンダーを切り戻しました。花後、梅雨前に行う大切な作業。画像を添えてわかりやすく説明します。
フレンチラベンダー切り戻しのタイミング
フレンチラベンダー(ストエカス系ラベンダー)は、ウサギの耳のような苞と呼ばれる花穂をつけるのが特徴で、他のラベンダーと比較して開花期が早く、4月から6月頃に美しい花を咲かせます。
フレンチラベンダーの切り戻しは、花が終わった梅雨前に行うのがベストタイミングです。
フレンチラベンダーはラベンダーの中では耐暑性がありますが、多湿にはあまり強くありません。
梅雨前に適切な切り戻しを行うことで、株の通気性を良くし、病気や蒸れを防ぐことができます。
梅雨に入る前の、晴れ(できれば前後も晴れ)の日を選んで行いましょう。
フレンチラベンダー切り戻しの方法
基本は軽めの切り戻し
梅雨前の切り戻しでは、花殻を摘む程度に留めることが大切です。深く切り戻しすぎて葉っぱが少なくなると、夏越しできなくなることもあります。
株の高さの3分の1程度を剪定します。
具体的な手順
1.花殻摘み

まず、トップ画像と上の画像を見比べてみてください。
トップ画像は花が満開の時のものです。ウサギの耳のような苞の下の濃い紫の小さなお花(花序)がたくさんついています。
一方、上画像の剪定のタイミングを控えたものは、花序が落ちて穂が緑色になっています。
梅雨に入る前くらいに、ちょうどこの状態になりますので花穂をカットします。
咲き終わった花穂は花茎の付け根から切り取ります。花穂を引っ張るとびよーんと茎が伸びてくる場合もあるので、長すぎる部分はバサッと切りましょう。
2. 枯れ葉の除去

内部の枯れた葉を手でしごいて取り除きます。手袋をして行ってくださいね。
黄色くなっている部分もカットします。
3. 通気性の改善

込みすぎている内部の枝を適度に間引きます。我が家では建物の基礎前にラベンダーを植えているので、背面にも隙間を作るように剪定しています。
剪定をしていると、どんどん切りたくなる「剪定ズハイ」になりやすいので気を付けてくださいね笑
4. 根元の整理
株元の風通しを良くするため、地際の古い枝や枯れた部分を取り除きます。
株の大きさにもよりますが、地面から5cm程度隙間を作るといいと思います。

フレンチラベンダー切り戻しは癒しのひととき
ラベンダーのお手入れは、いい香りに包まれて本当に癒される時間です。
葉や茎に触れるたびに、フレンチラベンダー特有の爽やかな香りが立ち上ります。
ガーデニング作業の中でも特に心が安らぐ瞬間です。
作業後は手にも香りが移り、しばらくその余韻を楽しむことができます。
実際、お手入れ後にこのブログを書いていますが、いい香りがしてきます♡
これもラベンダー栽培の大きな魅力ですね。
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我が家のラベンダーたち
我が家では、フレンチラベンダー以外にも
・イングリッシュラベンダー
・ラベンダーデンタータ
・ラベンダーグロッソ
を育てています。昨年お迎えしたばかりです。
これらは花期が異なるため、切り戻しのタイミングも違います。
イングリッシュラベンダー: 6〜8月頃が開花期のため、6月現在開花中。まだ切り戻しは行いません。
ラベンダーデンタータ: 四季咲き性。こちらも開花中のため、切り戻しはまだ行いません。
ラベンダーグロッソ: 夏から秋にかけて咲きます。現在はつぼみがついた状態なので切り戻しは行いません。
このように品種によって開花時期が異なるのも、ラベンダー栽培の面白さの一つです。
つまり品種が異なるものを植えると長い期間ラベンダーのお花を楽しめるということですね!
フレンチラベンダー以外は昨年お迎えしたばかりなので花つきはまだまだですが、いつか春から秋までラベンダーを楽しめるお庭にしたいものです。
・育てやすく香りの強いグロッソのご購入はこちらからどうぞ。
さいごに
フレンチラベンダーの梅雨前の切り戻しは、株の健康を維持し夏越しを成功させるための大切な作業です。深く切りすぎず、花殻摘み程度に留めることがポイント。そして何より、この作業中に楽しめる豊かな香りは、ガーデニングの醍醐味の一つです。
適切な時期と方法で切り戻しを行い、美しいラベンダーとその癒しの香りを長く楽しんでくださいね。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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