ここではオルラヤの紹介と、実際に育てているオルラヤの種まきから開花の様子を写真付きで解説します。
オルラヤとオルレア、違いがあるの?
呼び方で悩んでしまうこの植物ですが、ここでは「オルラヤ」と呼びます。
オルラヤは
学名 : Orlaya grandiflora ‘White Lace’
英名 :ホワイトレースフラワー
流通名:オルラヤ・グランディフローラ、オルレア・ホワイトレース
と呼ばれています。
似ているけど微妙に違う、長い。そのため一般的に「オルラヤ」や「オルレア」と省略して呼ばれているようです。
また、見た目も呼び方もよく似ているホワイトレースフラワーという植物もあります。
オルラヤの英名と同じ名前であるため混同されやすいのですが、別の植物です。
同じセリ科なので姿もよく似ています。
オルラヤとは
オルラヤは、セリ科の一年草で白い可憐な花を咲かせます。内側は細かく外側は少し大きめの花弁の取り合わせがとても美しい花です。
バラの開花時期と重なり、シンプルな花姿がバラを引き立てることもあり、バラと組み合わせたお庭がよくみられます。
もちろん、他の植物とも相性がよく、群生させても見ごたえがあります。
花期 :4~6月
花色 :白
草丈 :40~60cm
花言葉:「こまやかな愛情」「静寂」「可憐な心」
その他:直根性
オルラヤの種まき
種まきの基本情報
まき時 :9月下旬から10月
発芽温度:15~20℃
発芽まで:約2~3週間
種の形 :1cmの楕円形、トゲトゲした特徴的な形
オルラヤの種は、あまりホームセンターや園芸店で見かけることがありませんが、amazonで購入することができます。
我が家での種まきの方法
- まき床の準備
オルラヤは直根性なので移植の負担を減らすため、セルトレイ使います。
用土は種まき専用用土や新品の培養土をお勧めします。
オルラヤは、零れ種からでも発芽する草花としてよく紹介されていますので、我が家では使い古しの土を使いました。 - 種をまく
用土が十分に湿ったら、種をまきます。オルラヤの種はトゲトゲしていて触ると痛いので手袋をして扱いましょう。種が隠れるくらい覆土し、しっかりと水やりをします。 - 発芽
発芽まで2~3週間と他の植物より長くかかる印象です。種が乾かないように管理しながら気長に待ちましょう。手を広げて万歳したような、なんともかわいい芽を出してくれます。

オルラヤの育て方
育て方の基本情報
植付け:2~3月
環境 :水はけのよい土壌、日向を好む
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
我が家での育て方
- ポット上げ
発芽後、本葉が2~3枚になったころポット上げしました。ポット上げ1~2週間は半日蔭で慣らしました。 - 植え付け
3号ポットに本葉が広がっている頃に庭へ移植します。
直根性なのであまり大きく生長しないうちに行うようにしました。
一般的な植え付け時期は2~3月と紹介されていますが、私は種まきした苗がたくさんあって管理
が面倒なのでいつも12月中に庭植えしています。
寒い期間は地上部の大きさにほとんど変化はありません。 - 開花
4月、ぽかぽかした春の暖かさを感じるころに開花が始まります。
12月に庭植えしたオルラヤも、無事咲きました。
日当たりのよい場所に植えたものや、大きな鉢に植えたものは成長、開花も早い傾向です。
逆に、日が当たりにくい場所に植え付けた苗や、やせた硬い土壌に零れだねで出たものは、成長も遅く開花も遅れています。
花ガラをこまめに摘むことで、長く開花を楽しむことができます。 - 花後・種取り
オルラヤは種が大きく落下しにくいので簡単にとることができます。
花が散ると緑色の種ができます。茶色に色づいたら収穫します。
どの植物もそうですが、最初に咲いた花からできた種が一番立派な気がします。
種をつけすぎると花は少なくなりますので、必要な分だけ種を取るようにしましょう。

害虫被害
我が家では、あまり薬剤を使用しないので、他の植物にアブラムシなどが寄ってくることがありますが、今のところオルラヤにその被害は見られません。
最後に
今回は、育てやすく美しいオルラヤを紹介しました。
こんなに素敵な草花なのに、知名度が低く種や苗の販売が少ないのが不思議です。
私が初めてオルラヤに出会ったのはバラや宿根草に特化した園芸店でした。
苗は500円程度で販売されていたのですが、少し高いのと開花時期を半分ほど過ぎていたのでその時は買うのはあきらめました。
ですが、その年の秋に種を購入し、それからは毎年育てています。
オルラヤは種からでも育てやすい植物ですので、一度入手すれば、種取り・種まきすることで毎年楽しむことができます。
是非チャレンジしてみてくださいね。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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