お花も葉っぱもかわいい、アジュガを葉挿しで増やそう

お庭

この記事では、アジュガの葉挿しの方法と、葉挿しでできた株の様子を紹介します。

アジュガとは

常緑のシソ科多年草で、グラウンドカバー植物として人気です。
葉が楕円形で、横に広がりやすいため、雑草が生えるのを防いでくれます。

形状

草丈:10~30cm
葉色:緑、ライム、濃い紫、斑入り
花色:ピンク、青紫

性質

花期:4~6月上旬
耐陰性:強い
耐暑性:やや弱い
その他:根は浅く、乾燥に弱い。ほふく性。

我が家のアジュガ

品種名葉色花色草丈
①バーガンディグローピンクと白の斑入り青紫10cm
②ライムライムピンク15cm
③レプタンス濃い緑ピンク20cm

注:バーガンディグローは、マルチカラーとも呼ばれます。

①アジュガバーガンディグロー
②アジュガライム
③アジュガレプタンス

アジュガの葉挿しの方法

  1. 葉挿しに適した時期を選ぶ
    葉挿しに限りませんが、挿し芽には春や秋の過ごしやすい季節、または梅雨の時期が適しています。
  2. 葉挿しのための葉っぱを選ぶ
    あまり若すぎず、古すぎず、健康な葉っぱを選びましょう。葉柄(葉っぱの根元)から切っておきます。
  3. 葉挿しのための用土を準備する。
    挿し芽用の土を使えば失敗する確率は低いでしょうが、経験上は使い古しの土でも成功しました。ポリポットやプランターに土を入れ、十分湿らせておきましょう。
  4. 用意した土に葉を挿す
    葉が折れるのを防ぐため、挿す場所の土を少し掘り、葉を挿して土を被せます。ぐらつかない程度の深さになったら、土と葉を密着させるように水をやりましょう。
  5. 葉挿し後の管理
    土を乾かさないように管理します。気温が高くない季節(梅雨前など)であれば、鉢受けなどに水を貯めておいてその中にポットを入れて管理(底面給水)することもできます。

葉挿しの経過と結果

実際に我が家で葉挿しした経過と結果を紹介します。

2022年7月26日
挿し穂として、バーガンディグロー(斑入り)とレプタンス(緑)のアジュガを使いました。

葉挿しの様子

2022年9月6日(葉挿しから6週後)
挿し穂に使った葉は徐々に枯れ、小さくなって心配していたころに、新しい芽が出始めました。
このまま、大きな株になるまでポットで育てました。

芽吹きはじめ

現在
2種類の葉を使いましたが、バーガンディグローは先祖返りなのか、元の株とは違う株になってしまいました。
花色は、元の株の青色を引継ぎました。かなりくっきりとした青色でとても美しいです。
葉色は、緑~銅葉になりました。
草丈も、上の画像のものは花穂を入れて30cm近くの高さになりました。

緑の葉・青花
銅葉・青花

その他の増やし方

今回紹介した葉挿し以外のベーシックな方法としては、伸びてきたランナーから株を取る方法があります。
葉挿しでは、先祖返りし元の株とは違う性質が出てしまいましたが、この方法では元の株と同じ性質の株となる可能性が高いです。

花が終わると、ひとつの株の根元から放射線状にランナーが伸びその先に小さな子株が付きます。その子株を地面や土を入れたポットの上にのせていると根を張ってくれます。イチゴの増やし方と似ていますね。

葉挿しのように水管理に気を使うことも少なくて済みます。景観が気にならないならこの方法が手間がかからず一番おススメです。

最後に

今回は、アジュガの葉挿しの方法と結果を紹介しました。
植物は、予想通りに育ってくれず困ることもありますが、今回のように意外な結果で楽しませてもくれますね。

読者の皆さんも、葉挿しで自分だけのアジュガを育ててみてはいかがでしょう。

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最後までお読み下さりありがとうございました。

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