【長方形プランター】おしゃれで簡単な寄せ植えの方法とアレンジ

庭づくり

この記事では長方形プランターを利用しておしゃれで簡単に寄せ植えできる秘密と、絶やさず季節感を演出できるアレンジの方法をご紹介します。

【長方形プランターの紹介】どっしり重い「ファイバークレイ」が良い理由

トップ画像の長方形プランターについて紹介します。

  • メーカー:RHS(イギリス王立園芸協会)※現在は入手困難
  • 素材:ファイバークレイ
  • カラー:ダークグレイ

こちらのRHSのプランター、見た目の重厚感通り、実は結構ズッシリしています。
でも、この「重み」こそが、私がこのプランターを愛用している一番の理由であり、これからご紹介する「超・簡単な寄せ植え術」と相性抜群なんです。

安いプラスチック製のプランターだと、風が強い日にバタンと倒れてせっかくの花が台無し…なんてこと、ありませんか?
このファイバークレイ素材は、7kg前後の重量があり、どっしりとした安定感があるので、強風でも倒れにくいんです。

もし私が今、これと同じような「重厚感」と「安心感」のあるプランターを買い足すなら、「ファイバークレイプロ ノーマン」を選びます。

一度設置してしまえば、そこは「お庭のステージ」になります。
プランターごと動かす必要はありません。なぜなら、中身を「入れ替えるだけ」で楽しめるからです。

通販なら、この重たい「ステージ」も玄関先まで届けてくれるので楽ちんですよ。

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簡単寄せ植えの仕組み:名付けて「寄せ鉢式」

さて、ここからが本題です。
「ん? 中身を入れ替えるだけってどういうこと?」と思われたかもしれません。

実は、この重厚なプランターを使った寄せ植え、土を入れて植え込んでいるわけではないんです。

こちらの寄せ植え、実は中身は「ポット苗や小さな鉢」をそのまま並べているだけの「寄せ鉢(よせばち)」になっています。

これが、重たいプランターと相性がいい最大の理由です。
プランター自体に土をたっぷり入れてしまうと、さらに重くなって二度と動かせなくなってしまいますよね?

でも、この「寄せ鉢式」なら、プランターはただの「器」
季節が終わって花が枯れたら、中のポットだけをヒョイッと取り出して、また新しい花のポットを入れるだけ。

  • プランターをひっくり返して土を捨てる必要なし!
  • 重たいプランターを持ち上げる必要なし!
  • 配置換えも、ポットを動かすだけで一瞬!

まさに、「重いプランターの高級感」と「手入れの楽さ」を両立させる、ズボラさんにもおすすめの方法なんです。

では、実際にどうやって中身を作っているのか、その裏側をお見せしますね。

寄せ植えの中身

ピンクのラナンキュラスは買ってきたままの植木鉢です(引っ張っても抜けなかったので泣く泣くそのまま使いました)。
左側のライトグレーの鉢と右側のスリットポットは100均のセリアで購入したものです。
ライトグレーの鉢にはクローバーとイベリス、スリットポットにはロータスプリムストーンとタイムを植えています。

鉢を取り出したプランターの底はこうなっています。お見苦しくてすみませんっ。

プランターの底面

中に土を入れる寄せ植えと違って、高さの違う植木鉢を1つのプランターに入れるので、底にレンガや石などを盛って底上げします。
植木鉢のフチがプランターのフチから少し隠れるくらいがベストです。

横長な長方形のプランターですと、後ろに高いものをとか、前に垂れ下がるものをとか、考えなくてもまとまるのがよいところです。

寄せ鉢式寄せ植えのコツ

植木鉢をそのまま寄せ植えに使うには、ちょっとしたコツがあります。

トップ画像のラナンキュラスの足元、ちょっと寂しいですよね?
それは、ひとつの鉢にひとつの植物しか植わってないからです。

このラナンキュラスはかろうじて葉っぱがだらけたままで土を隠していますが、この葉っぱを取り除くと本当に寂しくなります。

足元が寂しくならないために私が工夫していることは、つの鉢に2つの種類を植えることです。

この寄せ植えでは

ライトグレーの鉢:イベリスとクローバー
スリットポット :ロータスプリムストーンとタイム

が植えられています。

組み合わせとしては、立ち上がるタイプとほふくするタイプを合わせるとバランスがいいです。
ライトグレーの鉢の方はふたつとも同じ組み合わせで植えていますが、前後を逆にすることで立体感が出せているのではないかと思います。
くるくる鉢を回して、気に入るところに配置してみましょう。

寄せ鉢式寄せ植えのアレンジ

アレンジを2つご紹介します。

アリッサムのアレンジ

1つ目は、アリッサムのアレンジです。
もう少しモリモリに咲いたら入れ替える予定でしたが、参考までに入れ替えてみました。
春はパンジー、ビオラ、夏はペチュニア、ラベンダーなど季節の草花を入れることで、その時期に合った演出ができますね。

ルブスのアレンジ

2つ目は、ルブスサンシャインスプレンダーのアレンジです。
ルブスサンシャインスプレンダーの葉っぱはライム色が鮮やかで寄せ植えを引き立ててくれます。
グリーンをいくつか育てていると、花の少ない時期の隙間埋めにも重宝します。
ルブスの他にも、ヒューケラやハーブ類も取り入れやすいですよ!

寄せ鉢式寄せ植えのメリット

私自身、寄せ植えが大好きです。
好きなお花をぎゅっと集めてまとめる、最高にかわいい作品です。
ですが、相手は植物。作った時のままずっと綺麗が続くということはありません。
寄せ鉢式ならよくあるこんな問題を解決できます。

問題1:ビオラは終わったけど、ネモフィラはまだ咲きそうだな
植えた花は一斉に花期が終わるわけではありません。
普通の土に植えこんだ寄せ植えですと、根が絡まってその植物だけ抜き取るのは難しいです。
周りの植物の根を痛めてしまう可能性もあります。
そんな時、寄せ鉢式ですと、これから花期を迎える草花の鉢と入れ替えるだけで済むんです。

問題2:花はまだ咲きそうだけど、切り戻しすると花がなくなっちゃうな
特にキンギョソウやフロックスなど縦に咲き進んでいく草花は全体のバランスを崩しやすいので、ある程度の高さで切り戻す必要が出てきます。
そうすると、花のない時期が長く続いてしまいます。
寄せ植えは、玄関や人の目につく場所に置いておきたいもの。
切り戻した草花を飾っていくのは気が引けます。
そんな時、寄せ植えですと別の花やカラーリーフなどと簡単に取り換えることができます。

最後に:ガーデニングはもっと自由でいい!

今回ご紹介した「寄せ鉢式」のアイデアは、私が「植え替えが面倒だな…」「もっと楽に楽しみたいな」と考えた末にたどり着いた方法です。

園芸を始めたばかりの頃は、「教科書通りに土を入れて、根をほぐして植えなきゃ!」と力が入りがちですよね。
でも、その作業が負担になってガーデニングが嫌いになってしまったら本末転倒です。

  • 重いプランターは、どっしりとした「舞台」として使う。
  • 中身はポットごと入れ替えて、季節ごとの模様替え感覚で楽しむ。

こんなふうに、「こうやらなくちゃ!」という思い込みを捨てて、自分のライフスタイルに合わせて自由に工夫してみるのも、ガーデニングの醍醐味だと思います。

この方法なら、憧れの大きなプランターも、土の処分や重さを気にせず気軽に取り入れられますよ。
ぜひ、お気に入りのプランターを見つけて、あなただけの「小さな庭」を作ってみてくださいね。

この記事が、皆さんのガーデニングライフをより気楽に、楽しくするヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

▼今回ご紹介した「寄せ鉢式」にぴったり!重厚感があり、お庭の主役になるプランターはこちら

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