庭に樹木を植えたいけれど
ガーデニングをしている方にとって、お庭を立体的に演出し魅力的に見せるために、樹木は外せない存在ですよね。もちろん私も植えたい。でもなかなか自宅の庭に樹木を植える勇気って出ないんです。
それはこんな理由があるから。
どこに植えたらいいかわからない
まず、適切な場所を選ぶ難しさがあります。環境に合わず枯れるリスクや、子供が小さいうちは走り回るための広いスペースを確保したいというジレンマが。また、一度根付くと簡単に移動させることはできません、一度折れてしまった樹木を堀上げたことがあるのですが、想像以上に深く根を張っていて諦めたて根を切り落としてしまったことがあります。
建物の外壁や基礎を痛めてしまうのが心配
種類にもよりますが、多くの樹木はかなり大きくなります。我が家ではシマトネリコとユーカリを地植えしていますが、どちらも植えてはいけない樹木として紹介されるほど成長が旺盛です。
シマトネリコは根がどこまでも張っていくので、下水管や外壁を痛めてしまわないかと心配しています。
また、ユーカリは上に伸びる成長が早い代わり幹はそれほど強くありません。台風にあおられ折れてしまったこともありました。たまたま、誰もいない道路に向かって倒れましたが、人や車、または外壁側に倒れる可能性もあります。
大きくなりすぎて剪定が大変
地植えをすると、樹木はどこまでも根をのばし地中の栄養を十分に吸収することができます。その結果樹高は高くなり、葉は茂ります。当然剪定が必要になりますが、我が家では夫婦二人がかりで脚立に上り往生しています。年々手が届かなくなり、脚立を買いなおそうかと思うほどです。
地植えではなく鉢植えという選択とそのメリット
我が家では、懲りずに昨年の秋、モミジ、ミモザ、レモン、ブルーベリーを購入しました。正直そんなに植えるスペースはありません。もう鉢管理するしかありませんでしたが、逆に良い選択となりました。
メリット①移動できる
樹木には、陰樹(日陰を好む性質)や陽樹(日向を好む性質)や耐暑性や耐寒性、落葉樹や常緑樹などといった性質があります。
暖地だからと言って必ずしも耐寒性の低い種類が枯れないとは限りません。風がよくあたるところだと調子を崩すこともあります。しかし、鉢であれば、風の当たりにくい場所に移動して守ってあげることもできます。
また、常緑樹であっても予想外に葉っぱが落ち、風向きによっては駐車場が落ち葉だらけになってしまうこともあります。そういうときも鉢であれば邪魔にならないところに移動できます。
置き場所を間違っても、その都度移動し、樹木や住む人にあった場所を探してあげることができるのが、鉢管理のメリットと言えます。
メリット②樹高が抑えられる
植物の成長は、基本的に根の深さや広さと比例します。つまり、根を成長をある程度制限すると、樹高、樹勢を抑えることができます。園芸店やほかのお庭を見渡してみても、鉢と植物のバランスが偏っているものってあまり見かけませんよね。マメに剪定しているというより、植物自身が成長できないんです。
鉢管理のデメリットと解決方法
デメリットは水やり
とはいえ、鉢管理にもデメリットはあります。それは水やり。
年々暑さが増し、水やりの頻度は増えるばかり。昨年の夏は地植えの植物でも朝夕2回の水やりをすることもありました。
解決方法① 底面給水
何とか水やりを減らすために、底面給水を検討しました。
しかし、一般的に鉢受けに水を貯めるのは根腐れの原因にもなりますし、よく見かける底面に半透明の受け皿がついているものは、水の注ぎ口が開いているので蚊の繁殖場所になってしまいます。
そんな時アートストーンという鉢を見つけました。
こちらは、独自の底面給水システムのおかげで、根腐れを防いでくれます。
詳しい使い方はこちらで解説していますので、ぜひご覧ください。

解決方法②半地植えにする
鉢を半分ほど地面に植えることを「半地植え」と言います。
これには、スリット鉢や素焼きの鉢のような通気性の良い鉢が向いています。
水やりができないときは地面から水分を吸収してくれますし、湿りすぎている場合は地面に水分を逃がしてくれます。
ただし、生育が旺盛な種類の場合や長い間放置している場合は、鉢が割れて根が出てきてしまうこともあります。放置しすぎには注意しましょう。
最後に
今回は、樹木を植える時の注意点と私なりの解決策を紹介しました。
お庭に樹木があることで、奥行きが出て見た目もグッとよくなります。また、夏の西日を防いでくれるので他の植栽にもいい影響がありますよ。
皆様のガーデニングライフが、お気に入りの樹木でさらに素敵なものとなりますように。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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